最近はゲストハウスという安価な宿泊施設が人気です。宿泊客やスタッフとも交流する機会があるのも特徴です。
ただ海外ノマドさん達のいう「お勧めホテル」というのは、大抵は2段ベッドの「ドミトリー」のことなんです。
自分なんかは普段は個室に止まるんですが、タイで個室のホテルと間違えて、2段ベッドが並ぶドミトリーにチェックインしてしまったことがあります。深夜の真っ暗で寝静まった部屋を見て立ち尽くしてしまいました。
そんな個室派の私の視点からゲストハウスのメリットや注意点を書いていこうと思います。
1.海外ノマドが好む「ゲストハウス」とは
日本でも京都などの観光地を中心に格安のゲストハウスが増えてきています。
海外では、海外ノマドと呼ばれる人達が以前からゲストハウスを拠点にして働きながら生活しています。
まずは、言葉の説明から。
<ノマドとは>
・ノマドワーカー ‥特定のオフィスなどを持たない働き方をする人
(Wikipedia)
・海外ノマド‥海外をメインに特定の職場を持たずに仕事をする人
・フリーランス‥国内外問わず、特定の企業に属さずに働く人
<ゲストハウスとホステル>
・ゲストハウス‥サービスを抑えた安価な小規模の宿泊施設
・ホステル‥サービスを抑えた安価な大規模の宿泊施設
※どちらも2段ベッドが多数並ぶ相部屋(ドミトリー)が主流
ゲストハウスやホステル(ユースホステル)は、欧米などを中心に若い旅行客向けとして普及しているリーズナブルな宿泊施設です。
主に2段ベッドの相部屋で、他の宿泊客や施設のスタッフとも交流が盛んな宿泊施設のことです。
そういったゲストハウスやホステルといった安価な宿泊施設が東南アジアでもよく見掛けるようになりました。
2.「お勧めホテル」ツイートの実態
①騙された!?個室じゃなくてドミトリー
海外ノマドさん達はツイッターなどでも、「海外のお勧めホテル」としてゲストハウスを紹介しているのを目にします。
◎海外ノマドさん達のよくあるツイート
「新しいので綺麗でお洒落で、Wifi完備、作業スペースも整っています。値段も1000円ぐらいでお得なのでお勧めです」
上記のようなツイートを皆さんも目にしたことがあると思います。
部屋のことはあまり触れてないので、画像やリンク先のブログ記事をよく見ると、2段ベッドが並ぶ部屋。要は安いといってもドミトリーなんですね。
自分の印象ですが、そういうツイートは8割がたドミトリーです。
そういうツイートに出くわした時は、個室派の自分は「また騙された・・」という気分にもなってしまいます。
②ドミトリーの特徴
新しいドミトリーは、駅や空港に近いなどアクセスが良好だったり綺麗でwifi完備というようにシェアハウスのように設備が充実しているというメリットもあります。
東南アジアでは大体1000円前後の施設が多い印象です。冒頭に書いた自分が深夜にチェックインしたドミトリーも1000円強でした。
海外によくあるドミトリー式の宿泊施設で用意されている物を挙げます。施設や価格によって異なる場合があります。
◎ドミトリーの設備
ポイント
<施設内>
・2段ベッドの相部屋
・女性専用の2段ベッドの相部屋
・個室(割高感あり)
・トイレ
・シャワールーム(ホットシャワー)
・作業スペース
・キッチン
・朝食(パンやトーストなど軽食)
・コーヒーサービス
・TV
・冷蔵庫
・電子レンジ
・オートロックの玄関
<室内>
・2段ベッド(1段のベッドの場合もあり)
・エアコン
・コンセント
・セキュリティボックス
・アメニティ
3.ドミトリーの問題点
問題はここなんですよね。
メリットは綺麗で安くてネット環境が整っていて作業したり他の宿泊客と交流するスペースもあるし、立地もいい所にあるなど分かりやすいんです。
ここではデメリットを海外ノマドさん達が言わないこともできる限り挙げていきます。
<ドミトリーのデメリット>
注意ポイント
・自分のスペースがベッド上だけなので狭く窮屈なので疲れる
・ベッド上に荷物を置くとさらに狭くて足を伸ばすこともできない
・他の宿泊客に気を使って時間帯によっては鞄を開けるのも慎重になる
・夜中は消灯するので遅くに帰ったらベッド以外は真っ暗で何もできない
・消灯後にコンビニに行くにも玄関が閉まってたり不便も多い
・夜遊びして深夜に帰ってシャワー&洗濯など全部やるのは難しい
・盗難や話声、物音など他の宿泊客とのトラブルにとても気を使って消耗
・個室はあっても割高なので初めから他のホテルの方がよい
・作業スペースやWifi環境があっても常に使えるとは限らない
ドミトリーの2段ベッドだと、基本的には横たわって寝るだけになってしまいますね。
慣れた人なら、あぐらをかいた足の上にパソコンを乗せて作業したり、スマホでチャチャッとやるなど、短時間なら簡単なことはできるんでしょうけどね。
フリーランスの方は運動不足に陥りがちなので筋トレを日課にしている人も結構いますが、まさかドミトリー好きの人がベッドがあれば腹筋など筋トレができるとか言う人いませんよね。
マジレスすると、カバンなどの荷物やシーツなどが邪魔になるので、まともにはできないと思います(笑)
あと注意点ですが、ゲストハウスなりドミトリーは新しいか古いか関係なく、門限がある所もあるので、宿泊前に確認は怠らないようにしましょう。
新しい施設はオートロックなので、深夜でもスタッフが受け付けで寝ながら待機してたりします。古い施設は夜11時に門の南京錠を合鍵で施錠するから深夜の外出時は施設の合い鍵を持って行くなんてところもあります。
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海外ノマドさん達は若い人が多いので、節約志向がより強いのと、多少窮屈でも体力的な面や気持ちや面でも耐えられるというのもありますね。
4.ドミトリーに向いてる人
①ドミトリーに向いてる人
・とことん節約したい
・狭くても平気
・作業環境重視
・立地や交通アクセス重視
・他の宿泊客やスタッフと交流したい
②ドミトリーを避けるべき人
・広い個室が良い
・広いベッドで大の字で寝たい
・シャワールーム併設の部屋が良い
・知らない人がいる部屋は泊まれない
・盗難の心配を無くしたい
・夜型生活の人
・深夜に買い物など出歩く人
・夜遊び好きな人
・他に誰かを宿泊させる可能性がある
それでは「【海外ノマド御用達 「ゲストハウス」の実態】」の記事は以上になります。
海外の「個室のホテル」については、また別の記事で書くことにしますので、気になる方は是非ともよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。