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【タイの日本食の充実度】

2019年3月19日

1.タイの日本食事情

バンコクの日本食は、海外にある日本食としては世界でも上位を争うほど充実していると言われます。

実際に、味が良ければ値段もお手頃の店が多いと、タイを知る日本人の間でもっぱらの評判です。

バンコクには普通の日本食メニューを揃えた店なら、多くの日本人向けのレストランや食堂があります。多彩な和食メニューが食べられる日本食の店のほか、寿司屋、居酒屋、手打ちそば店・・

実際にタイには日本食店が約3000店(2018年)もあります。前年(2017年)の約2800店より約9%ほど増加しています。

そのうちバンコクでは約1700店と半分以上に上りますが、前年よりわずかに減少していて頭打ちの状況です。

一方で、地方では約1300店ですが、前年より25%ほど増加しており、地方での日本食の広がりが特徴的です。

すでに多くの日本食の店が営業していますが、今後もタイ全体では日本食関係の飲食店が増えていきそうな勢いがあります。

しかも、バンコクは夜中まで外国人で賑わう繁華街のエリアがあり、その周辺の居酒屋やレストランは深夜営業の店も多数あります。そのため、夜中でもバンコクに到着したばかりの人や夜中に日本食を食べたくなった人にもとても便利な状況です。

2.和食ジャンルも専門化している

ラーメンなら家系、二郎系などジャンルごとに本格派の店もあるし、鰻重の専門店スッポン鍋が食べられる居酒屋もあります。

さらに、築地市場のように日本の魚介類が新鮮な状態で売られている「トンロー日本市場」が2018年にできました。

実際に築地で営業している複数の店がその市場で店を出しています。しかも午後の時間帯には一般人も購入可能

タイは日本食で外国人観光客を呼ぶことも可能なのでは?とも思うぐらいの充実度です。

バンコクにある本格的な日本食レストランの経営者は日本人が多いように思います。

実は、日本人の敵は日本人?なんて思ったりもします。

いまや日本食は世界を舞台に激しい競争が繰り広げられています。都会では消耗するばかりなので、経営者の方はこれからは地方都市で日本食のレストランを経営というのはどうでしょうか。

タイでも、地方都市なら日本食への需要・興味はこれからも増していくでしょう。本格的な日本料理の店はまだ一つの都市に一つあるかどうかです。


3.タイの地方に根ざした日本食店

もちろん地方都市でも、日本人が食べて十分美味しくて値段も現地向けの店もあります。

地方都市で地元に評判の日本食店を3店ご紹介します。

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①ハジャイの「まりちゃん」

日本人観光客に人気というだけでなく、地元に根付いて評判を得続けている日本食レストラン。

メニューはボリュームのある定食が充実しています。日本人オーナーは長くハジャイでこの店を経営していて、おいしい料理を作れるだけでなく、地元のボーリング大会で優勝して表彰されています。

ハジャイの地元の話やボーリングの話など聞いてみると面白いと思います。南部の大都市ハジャイを訪れた際は、ぜひまりちゃんの日本食を味わってみてください。ハジャイの町中にあるメインのバスターミナルの近くにあります。


②チェンマイの「ごはん亭」

格安の本格日本食レストラン。味のレベルが高く、定食は品数が多く、しかも値段は現地価格で格安。

ごはん亭はメニューが豊富でどれも現地価格。バンコクの日本食と比べると半額程度で食べることができます。

自分が食べに行った時は、ごはん亭の焼きサバ定食は80B(約280円)。日本で出されても全く違和感がないレベルの焼きサバに、肉じゃが、味噌汁、漬物、スイカまで付いている超お得セットでした。

チェンマイに滞在する人は、日本食が恋しくなったらまずはごはん亭に試しに行ってみると、ここがお気に入りの店になる人が多くなると思います。お店は旧市街(お堀の内側)のシンハラット通りにあります。


③ウドンターニーの「日本式ラーメン屋台」

日本のラーメン店で修行した経験のあるタイ人夫婦が経営する日本式の屋台。スタッフも客も現地の人ですが、数人しか座れない屋台が毎日賑わっている様子です。

ラーメンは本格派だが、タイ人向けの味付けにアレンジされたやや薄味のスープです。醤油味は59B(約210円)、豚骨味は69B(約240円)。

夕方から営業しますので、混まないうちに行ってみると座りやすいと思います。経営してる夫婦はどちらも日本語が上手なので、注文は日本語でOK。ちなみに、お店の名前はないそうです。

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以上の3店の日本食店は日本人からも評判が良く強くお勧めできます。旅行の合間などに訪れてみると、さらに何か発見があるかもしれません。



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